カテゴリ:インド旅行(06-07)( 7 )

楽しくまた苦しかった(・・・)バローダに別れを告げ、朝早くに汽車に乗って、インド植民地時代の首都、ムンバイに出発です。汽車では、頻繁にチャイを売りに来ます。日本でも「お弁当はいかがですか~え~お弁当~お弁当~お弁当~」なんて言いながらお弁当を売りにくる汽車がかつてあったような気がしますが、インドでも同じです。「チャイ~チャイチャイチャイチャイチャイ~。」これを何度も何度も繰り返しながら、汽車の中を往復していきます。何度も来てくれるのですが、結構早いスピードで行ってしまうので、声をかけるタイミングが難しいです。
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朝早かったので、ウトウトしていると、「マダム、マダム」と男性の声が。目を覚ますと、そこには女性が。むむむ??目の前に立つ、サリーに身を包んだ、背の高いこの人は・・・男性だ!一瞬、カーチャはかなりたじろぎ、「お金をください」と長い腕をさしのべてくるこの人に、What for?(何のために?)とかなり冷たいことを言ってしまいました。でも、この人は動じることなく、ちょっと女性のような感じで肩をすくめて、もう一度「お金を」と言ってきました。「うう・・・カーチャより色っぽい・・・。」そんなひがみも手伝って、お金をあげずに追い払ってしまいました。後で考えてみると、あれがインドのヒジュラと呼ばれる、女装をして生活している人だったのだ、もう少し話してみても良かったな、と思いました。残念ながら写真も撮りませんでした。

ムンバイに到着しました。ローカル線に乗ろうと別のプラットホームに移動すると、向かいのホームに着いた電車には、この通り。電車にはドアがありません。混雑している訳でもないのに、出入口の近くの、危なっかしいところに人がたくさんいます。写真を撮ろうとすると、「おーい、こっちの写真を撮ってくれー!」「オレを撮ってくれー!」とあちこちからリクエストが・・・。何とも愛らしい人々です。
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ムンバイは港町です。少し歩くと、海に出ます。観光地なので、観光客だけでなく、観光客目当ての人もたくさんいます。この日、トーチャとカーチャは薄汚れた格好をした少年に靴を磨かせてほしい、と声をかけられました。通常は片足5ルピー(15円くらい)なのですが、この少年は片足1ルピーでいい、と言います。自分は田舎の小さな村から出稼ぎにムンバイに出てきたのだけれど、お客さんに足を置いてもらう台(靴箱くらいのサイズの、どうということのない箱だったような気がしますが)を買うお金がないから、相場の値段で商売ができない、と言います。聞いてみると、箱は200ルピー(600円くらい)とか。出資してもいいのだけれど、と思いましたが、相場通り、両足で10ルピーを払い、出資はしませんでした。200ルピーが欲しくて一生懸命ついた嘘だったのかな、あげれば良かったかな、と今でも思います。
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街中を歩いていると、こんな姿をよく目にしました。手をつないで歩く男性。この写真だけで3組写っています。インドでは、男女が人前で手をつないだりすることの方がめずらしいようです。
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港町に来たので、夕食は海の幸をいただくことにしました。「この子でいいですか?」とロブスターを持ってきてくれました。「じゃあ、この子で。」注文したのはいいのですが、調理されて出てきたロブスターを見て、一瞬のどを通りませんでした。「これはさっきのあの子・・・。」でも、結局はインドビールの「コブラ」と一緒にぺろりといただきました。
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これは、ムンバイにあるVictoria Terminusという駅です。あるガイドブックに「南のロンドン」と書いてあった通り、まるでロンドンにいるかのような光景です。駅の建物や黒いタクシーやダブルデッカーを見ていると、歩いている人がインド人でなければ、ロンドンにいるような錯覚を覚えます。
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次の日、ムンバイで飛行機に乗って帰ってきました。特に典型的なインドの観光地を訪れたわけではありませんでしたが、インドを十分満喫できました。一度行くとやみつきになるか、二度と行きたくなくなるか、と言われているインド。カーチャは、理由ははっきりしませんが(お腹もこわしたし)、やみつきになりそうです。まだ行ったことがない、という方は、是非若いうちに行ってみてください!
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by figaro-noir | 2007-01-03 16:40 | インド旅行(06-07)

バローダという街は、特に観光地ではありませんが、トーチャがここの考古学研究協会で調べ物があるということで行きました。2日にはカーチャのお腹も落ち着き、食欲も出てきました。いざ、考古学研究協会に出発です。

説明を聞くトーチャ。結局、最初はすべてコピーを取らせてもらえることになっていた図面も、だんだん許可の出る枚数が減ってしまいました。コピーライトの関係のようです。コピーを取ってからも、コピーライトの文言をお役所の人がみんな手書きで書いていました。
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用事が済んだので、バローダの街へ出てみました。インドの人が日常使っているものが売られている店が多く、とても楽しい街です。観光客もおらず、トーチャとカーチャを見る目が、めずらしいものを見るような目でした。カメラを向けると必ず何人もの人がカメラ目線を向けてきます。

牛です。
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そしてまた牛です。
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犬もいます。親子です。フィガロはどうしているかな?
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スパイスを売る親子。とてもたくさんの種類のスパイスがあります。
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色鮮やかな品物。そして、カメラ目線のインドの人たち。
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そして、やっぱり今日も気持ち悪いマネキン。
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by figaro-noir | 2007-01-02 16:09 | インド旅行(06-07)

この日は朝一番から移動開始。チャンディーガルを出発して、ひとまずデリーへ戻り、バローダに行く予定です。最初から心配だったのが、40分しかないデリーでの乗り換えでした。デリーで汽車を降りたら、手早くリクシャの値段交渉をして、別の駅へ移動することになっていました。ところが、最初に乗った汽車が1時間以上遅れてしまったのです。しかも、こちらが急いでいるのを見たリクシャドライバーがとても高い値段を言ってきたため、交渉にも時間がかかり・・・結果的には2本目の汽車を逃しました。仕方がないので、乗る予定だった汽車をキャンセルし、新しいチケットを購入。インドでは、なぜか列に並ぶ時には、前の人と後ろの人がぴったりくっついて並びます。トーチャも並んでみました。
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次の汽車が来るまで時間があったので、1ルピーで体重を計ってみました。怪しい占いが書かれた小さな厚紙に体重が印字されて出てきました。
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駅の近くでランチ。タンドリーチキンにカレー。定番ですが、何度食べてもおいしいです。生野菜を食べられないのが残念です。この後、カーチャは調子に乗ってアイスクリームを食べました。そして、それが命取りになりました。
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これは汽車で出された夕食です。カーチャはこの時にはかなりお腹の具合がおかしくなっていたので、食器に乗っているもの以外は窓を叩いて物乞いに来た女の子に全部あげました。食べたかった・・・。
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この日は大晦日でした。カーチャは何かゴロゴロおかしな音を立てているお腹をさすりながら、日本の家族に新年のあいさつメールを送り・・・そしてインドが年明けを迎える頃、ついに果てました。駅に到着しようかという時になって、カーチャはトイレに駆け込み・・・生まれて初めてでした・・・上からも下からも・・・。「確か、そろそろ年明けのはず・・・私の2007年の年明けはインドの汽車のトイレで・・・。」バタリ。

汽車を降りてからも這うように荷物をひきずり、ホテルに着いたらまたトイレ。夜が明けるまでトイレを往復していました。恐るべし、インドのアイスクリーム。でも、これでインド体験を全うしたとも言えるでしょうか。

結局元旦はどこも閉まっているということもあり、ホテルでゴロゴロして過ごしました。お砂糖いっぱいのチャイで栄養補給をして、夜にはマッシュルームスープを何とかお腹に入れました。同じアイスクリームを食べても、インド3度目のトーチャは何ということなく、相変わらずの食欲でした。明日は動けるようになっているかな・・・?
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by figaro-noir | 2006-12-31 15:20 | インド旅行(06-07)

チャンディーガルというのは、特に観光地でも何でもない街なのですが、知る人ぞ知る、フランスのル・コルビュジエという建築家が一から都市計画を行って50年ほど前に作られた街です。(だそうです。)コルビュジエが設計した裁判所、議事堂と州庁舎をぜひ見たいということで、リクシャに乗りました。2人も乗せて(時には4~5人乗せていることもありますが)、結構な距離を一生懸命走ってくれました。確か、30~40ルピーくらいでしたから、100円前後です。途中であまりにも気の毒になってしまい、支払いの時には少し上乗せして払いました。おじさんが手を合わせて頭を下げるので、ドライバーの中でもリクシャのドライバーは地位が低くて大変なのだなと思いました。
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さて、そのコルビュジエの建物を見るためだけにわざわざこの街に来たのですが、残念ながら週末ということで、中には入れませんでした。そして、外から見たその建物は、ただの団地でした・・・。50年代にコルビュジエがこの建物を建てた当時にはとても斬新なデザインとされ、一躍世界の注目を集めて、あちこちで同じような建物が作られたそうです。日本の団地もそうだったのではないか、と思わされるくらい団地のようでした。
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この建物はまあまあ面白かった・・・かなぁ・・・。(コルビュジエファンの方、すみません。)
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これもコルビュジエのデザインだそうで。トーチャは夢中でパチパチと写真を撮っていましたが、カーチャは途中で座り込んで居眠りしてしまいました。明日は再びデリー経由で移動です。
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by figaro-noir | 2006-12-30 18:23 | インド旅行(06-07)

この日はデリーのエンポリアムで買い物をしました。エンポリアムというのは政府公認のデパートのようなところで、あらゆるお土産品が適正な値段で売られています。アロマオイルや紅茶、シルクウールのストール、刺繍のほどこされた綿製品、その他さまざまな品物が置いてあり、見ているだけでも楽しいところでした。
その後、チャンディーガルという街へ北上するべく鉄道に乗りました。プラットホームにもやはりたくさんの人がいます。左の方に見える青、黄、赤の台に丸いものが乗っている機械は体重計です。乗ってから1ルピーを入れると、体重と一緒に占いが印刷された小さな紙が出てきます。
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汽車が到着する少し前になると、赤い服を着たおじさんたちがわらわらとホームに現れ、まだ動いている汽車に飛び乗っていきます。この人たちはポーターさんたち。いち早くいいお客さんを見つけると、うまい具合にターバンを巻いた頭に荷物を乗せて運んでいきます。
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汽車は1等車だったので、軽食が出ました。夜、チャンディーガルに着くと、待ってましたとばかりにオートリクシャのドライバーが近づいてきました。わりと駅から離れているホテルだったのですが、50ルピー(150円くらい)で行ってくれるというので、お願いしました。が、やはり思っていた通り・・・。まったく違うホテルに連れて行き、ここの方が安くていいから泊まれ、と言い始めました。乗客を紹介すると、後でホテルからマージンをもらえるからです。「悪いけど、もうあっちのホテルを予約してお金も払ってしまっているから」と言うと、しぶしぶ運転し始めましたが、その代わりあと50ルピー払え、とのこと。「そっちが50ルピーって言ったんだから、50ルピーだ」と反論すると、しらばっくれて"I was confused." 簡単なやりとり程度の英語しか知らないはずのリクシャドライバーがconfusedなんて言葉を知っているのは、アヤシイです。今までにも同じようなケースになると、「いや、ちょっと思い違いをしてました」とか何とか言って、上乗せ料金をせしめていたに違いありません。どうしても全部で100ルピーだと言って聞かないので、埒があかないと思い、とりあえずホテルまで連れていってもらいました。そして、100ルピーを期待しているおじさんの手に、折りたたんだ70ルピーを乗せて・・・走って逃げました!
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by figaro-noir | 2006-12-29 21:44 | インド旅行(06-07)

この日はトーチャのお仕事のために考古学協会の中央図書館に行きました。2人いれば探し物もはかどると思い、カーチャもついて行きました。が・・・探そうにも手書きのインデックスしかなく、本棚には埃をかぶった古い本がほとんどバラバラに置いてあるだけで、残念ながら何も収穫なし。仕方がないのであきらめて、マーケットに行きました。カバブを焼いています。
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インドと言えば、アーユルヴェーダ。何か試してみたいと思っていたら、ちょうどお店がありました。全身オイルマッサージをしてもらいました!いやあ、極楽、極楽。気持ちよかったです。その後、手にヘナでペイントしてもらっている女の子を発見。さっそくやってもらいました。片手120ルピー。350円くらいです。こんな感じで、見本の中から気に入ったものを選んで描いてもらいます。左右違うデザインでもいいですし、さらに手のひらに描いてもらっている人もいました。
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完成です。20分もして乾くと、ポロポロと剥がれて手にペイントができています。一週間少しくらいもちました。
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夜、ホテルに戻ると隣りの仮設店舗で冬物のバーゲンをしていました。何かインド北部(カシミール地方なんかもありますし)の毛織物なんてあるかしら・・・と入ってみました。ンン??ゲゲゲ~!なんや、このマネキンは~!何も買わずにおなかを抱えて大笑いしながら店を後にしました。
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by figaro-noir | 2006-12-28 21:53 | インド旅行(06-07)

インドと言えばリクシャ。日本語の力車が語源のようです。モーターのついていないのがリクシャ、ついている緑の四角い乗り物がオートリクシャ。リクシャはいわゆる人力車。汗をかきながら自転車をこいでくれます。開放感満点です。
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あとは乗用車、自転車、通行人、場所によっては牛、馬、ロバ、ヤギ、ラクダ、犬などがひしめきあうように往来しています。
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少しでも隙間があると入り込んできます。画像ではお伝えできませんが、そこらじゅうクラクションの音が鳴り響いています。どうやらインドでのクラクションは「危ないよ」ではなく、「オレはここにいるぜ!」という意味合いの方が強いようです。
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この日は鉄道の駅に切符の予約をしに行きました。外国人専用のチケット予約センターが駅の構内にあるのですが、そこへ行きつくまでにインチキ観光旅行を斡旋している怪しい人たちが寄ってきて、なかなか駅に入らせてくれません。もう少し!というところで、「チケットの予約だったらあっちの建物の2階だよ。ボクはここのofficerだからホントだよ」と嘘の身分証明書を見せて無理矢理別の建物に連れて行こうとします。やっと入れた駅の構内もこの混雑。
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街を歩いていると、靴磨きをしている人によく出会います。通常は片足5ルピー、15円弱くらいで磨いてくれます。この日、トーチャはある靴磨きの人の作戦にまんまとひっかかってしまいました。気の毒そうな表情で近づいてきて、「ああ、アナタのくつにはmonkey shitがついてますよ。ワタシがふいてあげましょう。」見てみると、何やら緑色のものがグチャッとくつの上についています。「ただで拭いてくれるの?」というと、もちろん「片方5ルピー。」「まったく、monkeyには気をつけないとね。」とか何とか言いながら拭いてくれているのですが、肝心のサルの姿はどこにも見当たらず。「で、monkeyはどこにいるの?」と思わず尋ねたところ、「おお、many many monkey in India。」とのこと。結局、インド滞在中にインドのサルに出会うことはありませんでした。その後しばらくして、カーチャのくつも磨かせてほしい、という人が来たので、「とってもきれいだからいらない」というと、日本語で「veryキタナイョ」と言ってきました。思わずむっとして「大きなお世話だよ」と日本語で言うと、「ホント、キタナイョ」とのこと。一体、どこの日本人がこんな日本語を教えたんでしょう?
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by figaro-noir | 2006-12-27 10:47 | インド旅行(06-07)