インド滞在7日目(バローダ~ムンバイ)

楽しくまた苦しかった(・・・)バローダに別れを告げ、朝早くに汽車に乗って、インド植民地時代の首都、ムンバイに出発です。汽車では、頻繁にチャイを売りに来ます。日本でも「お弁当はいかがですか~え~お弁当~お弁当~お弁当~」なんて言いながらお弁当を売りにくる汽車がかつてあったような気がしますが、インドでも同じです。「チャイ~チャイチャイチャイチャイチャイ~。」これを何度も何度も繰り返しながら、汽車の中を往復していきます。何度も来てくれるのですが、結構早いスピードで行ってしまうので、声をかけるタイミングが難しいです。
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朝早かったので、ウトウトしていると、「マダム、マダム」と男性の声が。目を覚ますと、そこには女性が。むむむ??目の前に立つ、サリーに身を包んだ、背の高いこの人は・・・男性だ!一瞬、カーチャはかなりたじろぎ、「お金をください」と長い腕をさしのべてくるこの人に、What for?(何のために?)とかなり冷たいことを言ってしまいました。でも、この人は動じることなく、ちょっと女性のような感じで肩をすくめて、もう一度「お金を」と言ってきました。「うう・・・カーチャより色っぽい・・・。」そんなひがみも手伝って、お金をあげずに追い払ってしまいました。後で考えてみると、あれがインドのヒジュラと呼ばれる、女装をして生活している人だったのだ、もう少し話してみても良かったな、と思いました。残念ながら写真も撮りませんでした。

ムンバイに到着しました。ローカル線に乗ろうと別のプラットホームに移動すると、向かいのホームに着いた電車には、この通り。電車にはドアがありません。混雑している訳でもないのに、出入口の近くの、危なっかしいところに人がたくさんいます。写真を撮ろうとすると、「おーい、こっちの写真を撮ってくれー!」「オレを撮ってくれー!」とあちこちからリクエストが・・・。何とも愛らしい人々です。
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ムンバイは港町です。少し歩くと、海に出ます。観光地なので、観光客だけでなく、観光客目当ての人もたくさんいます。この日、トーチャとカーチャは薄汚れた格好をした少年に靴を磨かせてほしい、と声をかけられました。通常は片足5ルピー(15円くらい)なのですが、この少年は片足1ルピーでいい、と言います。自分は田舎の小さな村から出稼ぎにムンバイに出てきたのだけれど、お客さんに足を置いてもらう台(靴箱くらいのサイズの、どうということのない箱だったような気がしますが)を買うお金がないから、相場の値段で商売ができない、と言います。聞いてみると、箱は200ルピー(600円くらい)とか。出資してもいいのだけれど、と思いましたが、相場通り、両足で10ルピーを払い、出資はしませんでした。200ルピーが欲しくて一生懸命ついた嘘だったのかな、あげれば良かったかな、と今でも思います。
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街中を歩いていると、こんな姿をよく目にしました。手をつないで歩く男性。この写真だけで3組写っています。インドでは、男女が人前で手をつないだりすることの方がめずらしいようです。
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港町に来たので、夕食は海の幸をいただくことにしました。「この子でいいですか?」とロブスターを持ってきてくれました。「じゃあ、この子で。」注文したのはいいのですが、調理されて出てきたロブスターを見て、一瞬のどを通りませんでした。「これはさっきのあの子・・・。」でも、結局はインドビールの「コブラ」と一緒にぺろりといただきました。
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これは、ムンバイにあるVictoria Terminusという駅です。あるガイドブックに「南のロンドン」と書いてあった通り、まるでロンドンにいるかのような光景です。駅の建物や黒いタクシーやダブルデッカーを見ていると、歩いている人がインド人でなければ、ロンドンにいるような錯覚を覚えます。
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次の日、ムンバイで飛行機に乗って帰ってきました。特に典型的なインドの観光地を訪れたわけではありませんでしたが、インドを十分満喫できました。一度行くとやみつきになるか、二度と行きたくなくなるか、と言われているインド。カーチャは、理由ははっきりしませんが(お腹もこわしたし)、やみつきになりそうです。まだ行ったことがない、という方は、是非若いうちに行ってみてください!
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by figaro-noir | 2007-01-03 16:40 | インド旅行(06-07)