トウモロコシの芯
2013年 12月 16日フィガロには食べさせたことがなかったのですが、匂いにつられて
よく催促に来ました。どんぐりが食べ残しのを囓らせたところ、
初めてで分からなかったのか、芯ごと食べようとしたことがありました。
引っ張り合いになりましたが、当然のごとくフィガロが勝ち、
長さ1.5cm~2cmほどの小さなかたまりでしたが、飲み込んでしまいました。
その時にはこんなことになるとは思っていなかったのですが、
すぐに「トウモロコシの芯は消化しないからヤバイよ!」
「開腹手術になったワンコを何頭も知ってるよ!」
という声を聞き、ドキドキしながら様子をうかがっていました。
次の日に明らかにお腹の調子が悪そうで、吐き戻そうとしているようだったのですが
出てこず、ウンチのチェックは続けていたのですが、それらしきものが出ないし、
調子も戻ったようだったので、もしかして小さかったからもう出てしまったのかなあ、
なんて思っていたのです。
それが、何と12月半ばになって腸に詰まりかけ、先日開腹手術をしました
朝起きてみると、嘔吐のあと。
まだ気持ち悪そうなので外に出したら、残り少ない草を必死で食べて嘔吐。
それでも、出したがっているものは出てこなく、道にゴロンと寝転んで
お腹をさすってくれ~と要求したり、2,3歩あるいては座り込んでしまう。
すぐに病院に連れて行きましたが、フィガロはボールやおもちゃなどの
食べ物以外のものを飲み込む癖はないので、誤飲の可能性はないだろうということで
吐き気止めで様子を見ました。
が、やはりおかしい。ご飯をあまり食べたがらず、無理矢理食べている感じ。
さらに、朝には下痢をしたあとが4カ所。
これは実は腸液を吐き戻したものだったんです。
すぐにまたお医者さんに連れて行ったところ、先生の触診で何か固いものが
触れました。円柱形のもの、とのこと。
もちろん、カーチャはすぐにピンときました。
ああ・・・私が食べさせてしまった、あのトウモロコシの芯だ!!!
すぐに入院、その日の午後一番に手術することになりました。
手術は問題なく終わり、案の定黒く変色したトウモロコシの芯が出てきました。
腸を傷つけながら移動していたようで、移動したところの腸は出血して
赤く腫れ上がっていました。そして、その腸の先には円柱形のものが
つまっているのがありありと分かりました。
夕方に面会に行くと、まだ痛み止めでぼーっとしているフィガロが
フォンフォンと鳴いて喜んで迎えてくれました。
苦しい思いをさせてごめんね。
怖い思いをさせてごめんね。
痛かったね。
2回目の診察の時に、先生のところでやはり腸液を大量にはき出したそうです。
それで、これは何か異物が詰まっているに違いないと診断が下り、
即手術に踏み切っていただくことができたので、いくつか幸いしたこともあり、
手遅れにならずに済みました。
夕方に面会に行った時のフィガロです。
具合が悪かった時は、何かを訴えるような目でこちらを必死に
見つめていたのですが、表情が穏やかになっていました。
そして、これがトウモロコシの芯。
お団子の長い串はそのままウンチから出てきたのに、この芯は出てこなかったんですよね。
先生のお話では、つい最近、やはり夏に食べたトウモロコシの芯が胃に残っていたのを
摘出する手術をされたところだということでした。いやはや、恐るべしトウモロコシの芯。
ワンコの開腹手術の原因のかなり上位にくるそうです。
来年の夏は、心して注意しないと・・・。
とにかく手遅れにならずに済んで良かったです。
by figaro-noir
| 2013-12-16 20:31
| フィガロ7歳