皆既日食ツアー3日目 硫黄島

無事に観測を終え、いよいよ観測場所を離れ、横浜へ向けて帰途に着きます。

南硫黄島にさようなら。
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船長さんのご厚意で、硫黄島をぐるっと見させていただくことになりました。北東から見た島の全体像です。南端に摺鉢山が見えます。
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硫黄島については、ウィキペディアのページでも詳しく解説されているので、ご参照下さい。太平洋戦争末期に、日本軍と米軍のすさまじい戦闘が繰り広げられ、多数の戦死者が出た島です。いまだに不発弾や遺骨(2万人以上の戦死者のうち、まだ遺骨は8千人分ほどしか回収されていないようです)が埋まっているため、元の島民はまだ島に戻ることができません。

施設が見えます。自衛隊の基地でしょうか。
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黄色っぽい岩肌が見えます。
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摺鉢山の南を東から西へと回ります。
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今度はタンクのようなものが見えてきました。
・・・それよりも海岸にポツポツと見えるものは何・・・?
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船・・・?がいくつも沈んでいます。かなり古い船のようです・・・。
そこに居合わせた方のお話では、硫黄島の戦いの際に、燃料や物資を送るのに使われたコンクリート製の船で、物資等を送ることだけを目的としたもので、引き返すことは考慮されていなかったものだそうです。いずれにしても、その硫黄島の戦いのその時のまま放置されている・・・ということ?
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第二次世界大戦の残骸が、いまだに放置されている・・・。まだ戦争直後のまま残っている・・・。原爆資料館などに展示されている遺品などとは全く違って、戦時中のままの姿で、まさにその時と同じ場所に60年以上も・・・。

皆既日食を見た興奮もあったかも知れません。でも、あの感激、興奮とは違った、ぐっと胸に大きなものがつかえたような、息苦しさを覚えました。泣いている方もいらっしゃいました。美しい壮大な自然の業を目の当たりにした直後に、人間の醜さを見せつけられたようでした。

絶対に戦争はしてはいけない、同じ過ちを犯してはいけない、という思いを胸に、硫黄島を後にしました。
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by figaro-noir | 2009-07-22 22:30 | 皆既日食ツアー(090722)